どんな作用でフィラリア症を予防するのか

作用機序のイメージすでに触れたように、カルドメックチュアブルにはイベルメクチンパモ酸ピランテルが有効成分として配合されています。

これらの成分は、カルドメックチュアブル以外のフィラリア予防薬にも多く使われており高い効果を発揮する 成分として有名です。

しかし、具体的にはどのような効果を発揮してフィラリア症を予防するのか、効果面について具体的に知っている飼い主さんは少ないのではないでしょうか。

いくら高い効果を発揮するといわれても、具体的な効果について知らないままでは本当のことなのか信じることはできません。

通販でカルドメックチュアブルを購入する前に、具体的にどのような効果があるのかを知ってカルドメックチュアブルについての理解を深めておきましょう。

 

イベルメクチンの作用について

フィラリア予防薬に使われている成分のうち、もっとも長い歴史があり実績も豊富にあるといえるのがイベルメクチンです。

人間用の医薬品にも使われるほど安全性が高い成分で、寄生虫に対して高い駆除効果を発揮します。

イベルメクチンは、対象となる寄生虫の神経細胞や筋細胞の膜に作用し、神経伝達を阻害して麻痺を起こすことで駆除効果を発揮します。

これにより、皮下組織や筋肉組織の中に潜んでいるフィラリアの幼虫を死滅させてフィラリア症を予防します。

低用量でもこの効果は落ちることがなく、十分な効果を期待できるので副作用が現れる可能性も低いといえます。

高い効果があるだけでなく、副作用に関する心配もほとんどしなくていいので副作用が気になる飼い主さんにも安心してお使いいただけます。

 

過敏に反応してしまう犬種もいるので注意

ご紹介したように、イベルメクチンは効果と安全性の両方に優れているといえる成分です。

しかし、全ての犬種に対して問題なく使えるというわけではないので少々注意が必要です。

コリー犬やその系統の犬種は、生まれつきイベルメクチンに対して過敏に反応しやすいといわれており、これらの犬種にイベルメクチンを投与すると副作用が現れてしまう可能性があります

フィラリア予防薬に使われているイベルメクチンは低用量だから問題ないという声もありますが、もしものことを考えて該当する犬種にイベルメクチンを投与するのは避けたほうが無難です。

 

パモ酸ピランテルの作用について

1つの薬で複数の効果もう1つの有効成分であるパモ酸ピランテルは、主に内部寄生虫に効果を発揮する成分です。

この成分は寄生虫駆除薬にも多く使われているので、そちらで名前を見かけたことがある飼い主さんももしかしたらいらっしゃるのではないでしょうか。

パモ酸ピランテルには、回虫や鉤虫など内部寄生虫の神経中枢に作用して痙攣性の麻痺を引き起こす効果があります。

これにより回虫や鉤虫を駆除して体外へ排出し、内部寄生虫を予防します。

また、一部の成分と組み合わせると相乗効果を発揮するという特徴があるので異なる成分と組み合わせて使われることもあります。

プラジクアンテルと組み合わせるとサナダムシに、フェバンテルと組み合わせると鞭虫にも駆除効果を発揮するようになるので幅広い寄生虫に対して効果を発揮するといえます。

 

一部の成分との相性が悪いので注意

頼りになる効果があるパモ酸ピランテルですが、ピペラジン系の駆虫薬との併用は禁止されているので注意が必要です。

パモ酸ピランテルは、ピペラジン系の駆虫薬と併用すると互いに効果を打ち消し合ってしまい両剤の効果が弱まってしまうおそれがあると報告されています。

このような状態になってしまうと、パモ酸ピランテルが本来の効果を十分に発揮できなくなってしまいます。

安全に、そして確実にパモ酸ピランテルの予防効果を得るためにもピペラジン系の駆虫薬と併用するのは避けましょう。

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